下地ゼミ主催のGrammar Writing演習、2024年度も開講します。フルオンライン、参加自由、所属不問の私塾です。
今期(2024年)は、伝統的な記述のメソッドの議論を少し離れて、統計モデルの練習を行うことにしました。ご存知の通り、記述研究もNLPの発展とともに、計算言語学的な側面を帯びつつあり、これと無縁ではいられなくなっています。集めた談話データを数理的に処理する必要も、今後は重要になってくるでしょう。
今期は、この研究動向を踏まえて、特に基礎的な統計モデルとその運用の理解に
努める機会にしたいと思っています。具体的には、以下の優れた教科書を用いて、
線形モデル(回帰分析、ロジスティック回帰分析、混合モデル)の基礎を学びます。
WInter, Bodo. 2019. Statistics in Linguistics. An Introduction Using R.
この教科書はRの入門でもあるので、Rの勉強にもなると思います。伝統的な検定手法(t検定、x2検定)も適宜復習していく予定なので、そこから学ぶ人も歓迎します。p値、有意水準、帰無仮説、 type 1 error、検定力など、聞いたことがあるが理解がおぼつかない、という人でも追いつけるように、噛み砕いて解説していきます。
受講希望者は、以下のGoogle formで登録をお願いします。4月第二週以降、受講者の都合を把握した上で曜日・時間を決め、毎週1回ペースでゆっくり授業を進めていきます。
Comments